#author("2025-10-10T14:18:18+09:00","","")
#author("2025-10-10T14:34:01+09:00","","")
[[blog/MacEmu]]

#contents

* 題:Windows で Mac エミュレーター SheepShaver を動かす [#eca8e9af]

* はじめに [#w102abc3]

Mac mini M4で往年(20世紀)のPowerPC用ソフトを動かします。

今回はエミュレーターを使って[[RIVEN:https://en.wikipedia.org/wiki/Riven]]というゲームソフトを起動してみます。

- ホスト:Windows 10
- エミュレーター:SheepShaver
- ゲストOS:Mac OS J1-9.0
- ソフト:RIVEN(Power Macintosh 専用)

私が行った方法を簡単に解説します。

⚠️ 注意
- 本記事では、古いMac OSやROMファイルなどを利用します。
- これらの入手や利用にはライセンスや著作権の扱いに注意が必要です。
- また、インターネット上で配布されているファイルには安全性の保証がありません。
- 記事の内容を参考にする場合は、法令を確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。

* SheepShaver について [#p3679d97]

公式サイトは次です。

https://sheepshaver.cebix.net

翻訳して一部抜粋します。

- SheepShaverはPowerPC(G4)エミュレーターとして使える(Mac OS 7.5.3 - 9.0.4)
- MacOSとPowerMac ROMが必要
- サポートしているシステム
-- Unix with X11 (Linux i386/x86_64/ppc, NetBSD 2.x, FreeBSD 3.x)
-- Mac OS X (PowerPC and Intel)
-- Windows NT/2000/XP
-- BeOS R4/R5 (PowerPC)
- ソースコード:[[GitHub:https://github.com/cebix/macemu]]にて公開。ライセンスはGPL。
- バイナリーコード:[[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] フォーラムをご覧ください

公式にはWindows 10はサポートしていません。ですが私の環境では問題なく利用できました。

* SheepShaverをインストールする [#o1d280a2]

公式サイトに案内があったE-MaculationにSheepShaver設定の具体的手順が解説してあります。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_setup

これに従って設定するだけです。私の行った手順を簡単に紹介します。皆さんの環境で問題が発生した場合は上記サイトを詳しく読むと解決するかもしれません。

** SheepShaverダウンロード [#dfdaaaf3]

次のフォーラムからSheepShaverフォルダとSheepShaverアプリケーションをダウンロードします。

https://www.emaculation.com/forum/viewtopic.php?t=5325

私は次のファイルをダウンロードしました。
- SheepShaver-Windows-31-01-2025.zip

ZIPファイルを好みの場所に展開します。私は「F:/MacEmu/SheepShaver」に展開しました。

■Explorerの画像1

💡ヒント:ここでSheepShaverを初めて起動すると、「PCが保護されました」という確認ダイアログが出ます。「詳細情報」から「実行」ボタンを押すと「Cannot open ROM file.」と表示して終了してしまいます。これはROMファイルを読み込むことができないためです。次の項でROMファイルを用意します。

** ROMファイルを用意する [#x8f01d66]

ROMを入手する方法は次を参考にしてください。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_setup#getting_started

ROMを入手したら「MacOSROM」に名前を変更してF:/MacEmu/SheepShaverフォルダにおきます。

** OSインストールディスクを用意する [#xbbb981f]

MacOS9インストールディスクを用意します。私は手持ちのCDROMを使いました。

# SheepShaverは実CDROMドライブを認識しないのでCDROMイメージを作る必要があります。

実CDROMを持っていない人はネットで入手できるようです。次を参考にしてください。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_setup#getting_started

# OSを入手したら~/MacEmu/Systemフォルダにおきます。名前はMacOS9CD.isoとしました。

** 共有フォルダを用意する [#udb336fa]

ホストOSとゲストOSとでファイルのやりとりが行える共有フォルダ~/MacEmu/Sharedを作成します。ここはこれで終了です。設定はあとで行います。

** 再びSheepShaver起動 [#u92c02c1]

SheepShaverを起動すると画面が開いて自動的にROMファイルを読み込みます。正しく読み込めていれば?マーク点滅するフロッピーディスクのアイコンが表示されます。SheepShaverは終了しないで次の項に進みます。

💡ヒント:アイコンが表示されない場合はROMファイルに問題があります。

** SheepShaverGUIで設定 [#jec59086]

SheepShaverGUI.exeを実行します。「PCが保護されました」と表示される場合は前回と同様に詳細情報から実行してください。設定を構成します。設定内容は次の「3. Configure settings in Setup tab」以降を参照してください。英語が苦手な人はブラウザの機能などを使って日本語に翻訳してください。画面の画像が載っているのでそれほど難しくないと思います。最後にSheepShaverを終了するときはCtrl+ESCを使って強制終了します。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_setup#setting_up_sheepshaver_through_the_gui

参考までに私の設定内容を載せておきます。

ダイアログの画像Volumes

💡ヒント:「Unix Root」には共有フォルダを指定します。

ダイアログの画像Graphics/Sound

ダイアログの画像Memory/Misc

画像を載せていないタブは初期設定のままです。

Startボタンを押してSheepShaverを起動します。

** Mac OSをインストールする [#m2f22080]

SheepShaverが起動します。ハードディスク初期化するか尋ねるダイアログが表示されます。名前(私はMacOS9HDにしました)をつけます。フォーマットは「Mac OS 拡張」で初期化します。

初期化後「Mac OS インストーラ」を起動します。OSをHDにインストールします。

💡ヒント:Mac miniにインストールした時にくらべて時間がかかりました。Mac miniの時はCDイメージからインストールしましたが、Windowsでは実CDROMでインストールしたためかもしれません。

インストールが終了したらシステム終了します。CDROMを取り出してからSheepShaverを再起動するとHDからOSが読み込まれます。

インストール終了後サウンドコントロールパネルを開いてください。ここの「出力」を「内蔵スピーカ」にしてください。

# ハードディスクにOSをインストールした後はインストールCDはもう必要ありません。SheepShaverメニューから「Settings...」を選択し、インストールCDをRemoveします。その後システム終了してからSheepShaverを起動するとHDからOSが起動します。

「直接接続のプリンタの種類」で固まってしまいました。Windowsのタスクマネージャーからタスク終了してSheepShaverを再起動します。「直接接続のプリンタの種類」で「LaserWiter 300」で「モデムポート」を選択すると設定できました。

構成アシスタントが起動するので設定してください。これで基本的な作業は終了です。その他の設定などもあるので興味がある人は[[E-Maculation:https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_setup]]に目を通しておいてください。

「このコンピュータについて」の画像

* RIVENを起動する [#yf9619a0]

それではPower Macintosh 専用ソフトRIVENを動かしてみます。RIVENのCDROMイメージもWindowsを使って作成しました。
それではPower Macintosh 専用ソフトRIVENを動かしてみます。RIVENのCDROMをドライブに入れます。Macと違ってCDROMイメージを作る必要はありません。でもCDROMイメージを作った方が読み込みが速いと思います。

CDROMのマウントはホストOSのCDイメージファイルをゲストOSのデスクトップにドラッグ&ドロップすれば良いです。

画像、音声、速度、どれも問題なく起動することができました。

⚠️ 注意:ただしRIVENのインストーラを実行するとQuickTimeでエラーが出るようになります。SheepShaverはQuickTime 4.1.2が推奨だそうです。新しいQuickTimeを削除してQuickTime 4.1.2を再インストールすると良いです。次の場所から「QuickTime」で始まるファイルを削除します。ただしQuickDraw 3D 関連は残しておいてください。
- 機能拡張
- コントロールパネル
- 初期設定
- アプリケーション

次の「QuickTime」の項も参照してください。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup#first_run_setup_basic_functions

* トラブルシューティング [#f3249817]

もし問題が発生した場合の解決方法です。
+ [[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] のドキュメントを読む
+ AIに聞いてみる
+ [[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] のフォーラムに質問する

私の場合は1番目と2番目でほぼ解決しました。

* おわりに [#nf60c663]

※本記事で紹介する内容の実施は、ライセンス条件と法令の範囲内で行ってください。

最終的にこのように出来上がりました

RIVENを起動している画面とMacOS9、RIVENパッケージの箱とCDの画像。

お疲れ様でした。

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