#author("2025-10-06T15:10:26+09:00","","")
#author("2025-10-06T15:11:31+09:00","","")
[[blog/MacEmu]]

#contents

* 題:Mac mini で Mac エミュレーター SheepShaver を動かす [#eca8e9af]

* はじめに [#w102abc3]

Mac mini M4で往年(20世紀)のPowerPC用ソフトを動かします。

今回はエミュレーターを使って[[RIVEN:https://en.wikipedia.org/wiki/Riven]]というゲームソフトを起動してみます。

- ホスト:Mac mini M4
- エミュレーター:SheepShaver
- ゲストOS:Mac OS J1-9.0
- ソフト:RIVEN(Power Macintosh 専用)

私が行った方法を簡単に解説します。

⚠️ 注意
- 本記事では、古いMac OSやROMファイルなどを利用します。
- これらの入手や利用にはライセンスや著作権の扱いに注意が必要です。
- また、インターネット上で配布されているファイルには安全性の保証がありません。
- 記事の内容を参考にする場合は、法令を確認のうえ、ご自身の判断で行ってください。

* SheepShaver について [#p3679d97]

公式サイトは次です。

https://sheepshaver.cebix.net

翻訳して一部抜粋します。

- SheepShaverはPowerPCエミュレーターとして使える(Mac OS 7.5.2 - 9.0.4)
- MacOSとPowerMac ROMが必要
- サポートしているシステム
-- Unix with X11 (Linux i386/x86_64/ppc, NetBSD 2.x, FreeBSD 3.x)
-- Mac OS X (PowerPC and Intel)
-- Windows NT/2000/XP
-- BeOS R4/R5 (PowerPC)
- ソースコード:[[GitHub:https://github.com/cebix/macemu]]にて公開。ライセンスはGPL。
- バイナリーコード:[[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] フォーラムをご覧ください

公式にはM4プロセッサーはサポートしていません。ですが私の環境では問題なく利用できました。

* SheepShaverをインストールする [#o1d280a2]

公式サイトに案内があったE-MaculationにSheepShaver設定の具体的手順が解説してあります。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup

これに従って設定するだけです。私の行った手順を簡単に紹介します。皆さんの環境で問題が発生した場合は上記サイトを詳しく読むと解決するかもしれません。

** SheepShaverダウンロード [#dfdaaaf3]

次のフォーラムからSheepShaverフォルダとSheepShaverアプリケーションをダウンロードします。

https://www.emaculation.com/forum/viewtopic.php?f=20&t=7360

私は次のファイルをダウンロードしました。
- SheepShaver_universal_20250125.zip
- SheepShaver_folder_2024.zip

ZIPファイルを好みの場所に展開します。私は「~/MacEmu/SheepShaver」に展開しました。

Finderの画像1

💡ヒント:ここでSheepShaverを初めて起動すると、「開いてもよいですか?」という確認ダイアログが出ます。「開く」ボタンを押すとSheepShaverがすぐに終了してしまいます。これはROMファイルを読み込むことができないためです。次の項でROMファイルを用意します。

** ROMファイルを用意する [#x8f01d66]

ROMを入手する方法は次の「2. A compatible ROM file」を参考にしてください。
https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup#the_files_you_need_in_your_sheepshaver_folder

ROMを入手したら「Mac OS ROM」に名前を変更して~/MacEmu/SheepShaverフォルダにおきます。

💡ヒント:ここでSheepShaverを起動すると、まずROMファイルが読み込まれます。成功すれば、画面中央に「?マーク付きのフロッピーディスク」アイコンが表示されます。これは「起動ディスクが見つからない」状態を示しています。次の項でOSを用意します。

SheepShaverはCtrl+Escで強制終了します。

** OSインストールディスクを用意する [#xbbb981f]

MacOS9インストールディスクを用意します。私は手持ちのCDROMを使いました。SheepShaverは実CDROMドライブを認識しないのでCDROMイメージを作る必要があります。

⚠️ 注意:Mac miniでCDROMイメージの作成は失敗しました(オーディオCDにななってしまい利用できません)。そこでWindowsを使ってCDROMイメージを作成しました。

実CDROMを持っていない人はネットで入手できるようです。次の「However, install CD image files can be downloaded from various places on the internet.」を参考にしてください。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup#you_need_a_mac_os_install_cd

OSを入手したら~/MacEmu/Systemフォルダにおきます。名前はMacOS9CD.isoとしました。

** 共有フォルダを用意する [#udb336fa]

ホストOSとゲストOSとでファイルのやりとりが行える共有フォルダ~/MacEmu/Sharedを作成します。ここはこれで終了です。設定はあとで行います。

** 再びSheepShaver起動 [#u92c02c1]

SheepShaverを起動すると画面が開いて自動的にROMファイルを読み込みます。正しく読み込めていれば?マーク点滅するフロッピーディスクのアイコンが表示されます。SheepShaverは終了しないで次の項に進みます。

💡ヒント:アイコンが表示されない場合はROMファイルに問題があります。

** SheepShaver設定 [#jec59086]

SheepShaverメニューから「Settings...」を選択すると「Virtual Machine Settings」ウィンドウが開きます。ここで設定を構成します。設定内容は次の「3. Configure settings in Setup tab」以降を参照してください。英語が苦手な人はブラウザの機能などを使って日本語に翻訳してください。画面の画像が載っているのでそれほど難しくないと思います。最後にSheepShaverを終了するときはCtrl+ESCを使って強制終了します。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup#configuring_sheepshaver

参考までに私の設定内容を載せておきます。

ダイアログの画像1

💡ヒント:「Unix Root」には共有フォルダを指定します。

ダイアログの画像3

ダイアログの画像4

** Mac OSをインストールする [#m2f22080]

SheepShaverを起動します。ハードディスク初期化するか尋ねるダイアログが表示されます。名前(私はMacOS9HDにしました)をつけます。フォーマットは「Mac OS 拡張」で初期化します。

初期化後「Mac OS インストーラ」を起動します。「続ける」を押した次の画面で「オプション...」ボタンを押します。「新規インストールする」にチェックを入れて続けます。OSをHDにインストールします。

⚠️ 注意:ここで私の場合「...ドライバを更新中...」で止まってしまいました。SheepShaverを再起動して、「特別」メニューからハードディスクを再度初期化した後インストールすることで問題なくインストールが終了しました。

インストール終了後サウンドコントロールパネルを開いてください。ここの「出力」を「内蔵スピーカ」にしてください。

ハードディスクにOSをインストールした後はインストールCDはもう必要ありません。SheepShaverメニューから「Settings...」を選択し、インストールCDをRemoveします。その後システム終了してからSheepShaverを起動するとHDからOSが起動します。構成アシスタントが起動するので設定してください。これで基本的な作業は終了です。その他の設定などもあるので興味がある人は[[E-Maculation:https://www.emaculation.com/doku.php/basiliskii_osx_setup]]に目を通しておいてください。

「このコンピュータについて」の画像

* RIVENを起動する [#yf9619a0]

それではPower Macintosh 専用ソフトRIVENを動かしてみます。RIVENのCDROMイメージもWindowsを使って作成しました。

CDROMのマウントはホストOSでCDイメージファイルをゲストOSのデスクトップにドラッグアンドドロップすれば良いです。
CDROMのマウントはホストOSのCDイメージファイルをゲストOSのデスクトップにドラッグ&ドロップすれば良いです。

画像、音声、速度、どれも問題なく起動することができました。

⚠️ 注意:ただしRIVENのインストーラを実行するとQuickTimeでエラーが出るようになります。SheepShaverはQuickTime 4.1.2が推奨だそうです。新しいQuickTimeを削除してQuickTime 4.1.2を再インストールすると良いです。次の場所から「QuickTime」で始まるファイルを削除します。ただしQuickDraw 3D 関連は残しておいてください。
- 機能拡張
- コントロールパネル
- 初期設定
- アプリケーション

次の「QuickTime」の項も参照してください。

https://www.emaculation.com/doku.php/sheepshaver_mac_os_x_setup#first_run_setup_basic_functions

* トラブルシューティング [#f3249817]

もし問題が発生した場合の解決方法です。
+ [[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] のドキュメントを読む
+ AIに聞いてみる
+ [[E-Maculation:https://www.emaculation.com/home.html]] のフォーラムに質問する

私の場合は1番目と2番目でほぼ解決しました。

* おわりに [#nf60c663]

※本記事で紹介する内容の実施は、ライセンス条件と法令の範囲内で行ってください。

最終的にこのように出来上がりました

RIVENを起動している画面とMacOS9、RIVENパッケージの箱とCDの画像。

お疲れ様でした。

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